生活の身近にある機械製品にも採用されるチタン酸バリウムについて

生活の身近にある機械製品にも採用されるチタン酸バリウムについて

チタン酸バリウムが実現するのは製品の小型化・軽量化

2口あるガスコンロ

21世紀の今日、科学技術はかつて考えられないほどまでに飛躍的に発展し、今ではスマホの画面を指でなぞるだけで何でも出来てしまう時代になりました。少し前までは想像も出来なかった新技術が次々と開発され、まるで魔法の国にでもいるような感覚になってくるものです。なかでも、近年のテクノロジーのキーワードとなり得るのが、小型化、そして軽量化というポイントでしょう。身近な例を挙げるとすれば、昔は大きなカセットをガチャガチャと本体に差し込んでいたゲームソフトも、今ではほんの小さなチップのようなサイズです。
さて、そんな小型軽量化という新しい科学技術に大きく寄与している金属材料があります。それが、チタン酸バリウムという物質です。耳に馴染みのない名前であろうとは思われますが、なにしろこのチタン酸バリウムという金属材料は、粒子が非常に小さい割に、誘電性については極めて優秀な数値を示すというのが特徴です。すでにこのチタン酸バリウムを量産しているような会社も存在していますが、このような優秀な金属材料の発見が、さらにテクノロジーを発展させることにつながるのです。チタン酸バリウムを用いた小型で軽量な製品は、車や電子機器など、幅広く利用されており、今後ますます産業を発展させてくれそうです。

チタン酸バリウムは身近な製品にも使われている

今までの人生でチタン酸バリウムを利用したことはあるか、と聞かれれば、多くの人がそんな経験はないと答えることでしょう。バリウム、という名前に反応して、それが医療用の何かであると思われる人もいるかもしれません。チタン酸バリウムとは、高い誘電率を誇る金属材料のひとつですが、実は身近な製品にもこれが用いられているものがあります。たとえば、セラミックファンヒーターです。チタン酸バリウムを利用した技術を用いたファンヒーターは、熱の自己制御性能に優れており、かつ熱交換の効率も高いのが特徴です。
簡単に言い換えれば、勝手に温度を制御出来るので必要以上に制御にエネルギーを食うことがなく省エネであり、それでいて必要な時には素早く温まるということです。実際、寒くて仕方がない時にファンヒーターをつけても、なかなか温まらなくてファンヒーターの前で体をさするような場面も多いでしょう。チタン酸バリウムの優れた熱効率は、こんな課題も解消して、即座に暖を取れることに貢献してくれているのです。このように、一般にはあまり知られていない金属材料が私たちの生活をより豊かにする製品に使用されていることを知るのは、とてもワクワクしてこないでしょうか。身近な製品を通して、金属材料についてもっと知ってみると面白いかもしれません。

ワカサギ釣り用の製品にもチタン酸バリウムが使われている

チタン酸バリウムを使ってワカサギを釣りに行く、と聞くと、一体どのような光景を思い浮かべるでしょうか。何か怪しげな薬物を水底にばらまいて、ワカサギを捕獲するようなイメージを描かれるでしょうか。実際には、チタン酸バリウムとは金属材料の名称であり、これの結晶を一部に利用した、振動子と呼ばれる装置を使ってワカサギ釣りの効率を上げようというものです。製品そのものは、魚群を探知し、どこにワカサギが多く集まっているかを可視化することで釣果を上げようという理屈に基づいたものとなっています。
チタン酸バリウムなどは聞いたこともないという人がほとんどでしょうが、このような金属材料がワカサギ釣りのための製品に用いられているというのはなんとも驚きではないでしょうか。通常、金属材料の用途として想像するのは、複雑な仕組みの精密機器であったり、工場や研究所で用いられるような装置の制御端末のようなものではないでしょうか。まさか、自然界で生きた魚を釣るための製品にまで金属材料が使われているということは普通は想像しないことでしょう。しかし、事実としてチタン酸バリウムはそのような製品にも使用されているのです。そうやって考えると、多くの人が金属材料に興味が持てるようになるのではないでしょうか。

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